上記のようなことに、身に覚えがありませんか?
発達障害者は、聴覚短期記憶がとても苦手なので、相手の話す言葉を保持することがうまくできない傾向があります。そういった方は、視覚短期記憶が良好な場合があり、文章などを読んだりする視覚言語理解の能力で聴覚言語理解を補うことが多いのです。
聴覚情報処理障害とは、半世紀にわたって研究されているにもかかわらず、まだ明確に定義することが難しい障害で、末梢聴力には明白な難聴を呈さないが、中枢性聴覚情報処理の困難さによって難聴に似た症状を呈する状態とされています。つまり、聞こえるのは聞こえるけれど、その内容を理解できない、もしくはそのスピードが遅いというような状態です。子供の2~3パーセントにこの障害があるとされています。