更年期は、女性ならさけては通れない人生の大切な転換期です。女性は閉経前後にエストロゲンという女性ホルモンが減ります。この時期は不安、うつ、不眠など精神的にバランスを崩し易くなります。また、頭痛、肩こり、冷え、のぼせ、発汗など様々な身体的不調もおこし易くなります。このような諸症状を指していわゆる更年期障害といいます。更年期障害は女性だけに起こるものだと思っていませんか?最近では男性にも女性と同じような更年期障害の症状があらわれる人が増えています。
更年期に良く見られる症状に「ほてり」があります。「ほてり」は他の様々な症状を引き起こす原因にもなります。頭痛、肩こり、冷え、のぼせ、発汗など様々な身体的不調が更年期障害の症状です。
更年期障害の原因として、まず考えられるのはホルモンバランスが崩れているということです。これは閉経が近づくと、女性ホルモンの分泌が徐々に減ってくるためとされています。男性も同様で、女性ホルモンと男性ホルモンのホルモンバランスが崩れるのが原因とされています。その他にもいろいろな原因が積み重なることで症状に現れてきます。
各症状への薬物対処と総合的な漢方薬対処との組み合わせが効果的です。男性の場合は、男性ホルモンであるテストステロンの減少によるものと見られておりますが、治療はうつ病治療と重なる部分が多いです。